世界のメジャーな高級腕時計ブランドはスイスやドイツ、フランスに代表されるヨーロッパ勢によって占められます。
しかし日本の時計ブランドも負けてはいません。
ヨーロッパ勢の美術工芸品のような綿密さと職人芸に裏打ちされた美のスタイルに対し、日本のモデルは「技術力」を駆使した機能性重視のスタイルを前面に打ち出しています。
日本ならではのデザインや精神性、文化を取り入れたスタイルも、欧州モデルにはない独自性を感じさせてくれます。
そんな「日本人が誇るべき」高級腕時計ブランドを3選紹介していきましょう。
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国産高級腕時計ブランド【3選】
シチズン
1918年に創業した精密機器メーカーです。
1924年に懐中時計「シチズン」を販売し、時計メーカーとしての第一歩を踏み出します。
名前の由来は「市民」。
市民に親しまれるようにとの思いが元になっていて、庶民に愛されるブランドであることがここでも伺えますね。
上位モデルとなる「ザ・シチズン」はチタニウム素材を使った軽量、ソーラークオーツ仕様で高精度、防水性にも優れています。
見た目もクラシカルなシチズンスタイルで、シルバーの光沢が腕元に安定感をもたらしてくれます。
若い人には少々「オールド」ですが、40代・50代にはちょうど安心できる色合いと重厚感がありますよね。
価格は40万円ほどで、一般庶民でも十分に狙えるレンジです。
もう一つの高級モデルは「エコ・ドライブワン」。
ケースの薄さが2.98ミリと世界でも最薄の設計で、ソーラークオーツ仕様で外観も非常にシンプルでエレガントです。
クラシカルモデルと違って現代風のスマートな質感をもっており、デザイン性はかなり良い感じです。
こちらも価格は40万円前後と、高級モデルながら手が届きやすいプライスは嬉しいですね。
カシオ
計算機ブランドとして名高い国内メーカーです。
腕時計は1983年に発表した「G-SHOCK」シリーズの人気爆発が40代・50代の世代には記憶に新しいですね。
スポーツモデルのG-SHOCKは、メタルと樹脂の融合が特徴的で、軽量かつ激しい活動にも耐えられる頑丈さが評判になりました。
近年ではニューモデルとしてbluetooth対応のモバイル機能も搭載された「MT-G」が発売されており、まだまだ進化の途上であることをうかがわせてくれます。
価格は~13万円とかなりお値打ちですよ。
さらに美しい青のデザインの施した「オシアナス」もイチ押しモデルです。
高級ビジネス腕時計として販売されており、軽量で丈夫なチタン素材をベースに、無反射コーティング仕上げのサファイアガラスを使ったケース部分の美しさも見逃せません。
さらにG-SHOCKと同様にbluetooth対応のモバイル機能も搭載されて、スマホと連動した「時間の正確さ」が可能になっているところも頼もしい限りです。
高級で爽快感のあるデザインは、名前の由来になっているギリシア神話の海神の名前からとったもので、その意味は「オーシャン(海洋)」。
まさにその名の通りにマリンスポーツにも似合いますし、スーツにも合わせやすい色合いになっているので、カジュアルにもオフィシャルにも使い勝手の良い高級モデルといえますね。
価格も25万円と高級腕時計としては比較的にお手頃です。
セイコー
1881年に創業した時計専門店です。
1913年に国産初の腕時計「ローレル」を発売し、日本の時計技術の確かさを世界に知らしめたセイコー。
さらにそれが進化を遂げて1960年に誕生したのが最高級モデル「グランドセイコー」です。
「世界に挑戦する国産最高級の腕時計」を目指し、正確さ、美しさ、見やすさを追求して現在まで様々なモデルチェンジを行ってきており、現在ではセイコーの独立部門として独自のブランド展開をしています。
その種類は「マスターピース」「エボリューション9」「ヘリテージ」「スポーツ」「エレガンス」の5つ。
品質やデザインのこだわりはもちろん、価格帯は1000万円前後のものもあり、まさに「世界レベル」です。
とはいえ、下位モデルは30~50万円前後のものもあるので、庶民でも十分に狙えますよ。
ポイント
【定期的なオーバーホール】
腕時計は内部機構が非常に精密なため、数年に一度のオーバーホール(分解掃除)を行うことが推奨されます。
メーカーや専門店でのメンテナンスを行い、ムーブメントの潤滑や調整をすることで、時計本来の性能を維持できますよ。
まとめ
国産モデルは日本人であれば一度は身につけておきたい腕時計です。
国産ならではのキメ細かい仕様や、高性能な機能は日本人の好みに合うように作られているので、違和感なく身につけられます。
アフターサービスの質の高さも期待できますし、サービス店の充実度も満足のいくものが得られると思います。
男性ならどれも見聞きしたことのあるブランドだと思いますので、親しみも湧きますしね。
本場ということや、日本人特有の「舶来もの」として海外ブランドがもてはやされがちですが、日本製の信頼度は世界でもトップレベルです。
自分が身につけて安心できるということはもちろん、資産としても保持し続けることで価値は生まれると思います。
子供さんやお孫さんに引き継いでもらうつもりで、ぜひ良いものを入手してください。